四日は盛りだくさん その一
三日はかなりの強風で糸がはち切れるほどでした。
事前の予想では四日は更に吹くという事でしたが、直前になって南成分が入って若干風は弱まるとの事、結果的には最高の凧日和となりまし
た。
八幡町も10時前には五帖を揚げ、11時予定の初凧までは場所取りがてら、みんなで糸を順番に持って楽しんでいました。
その時ふと頭をよぎったのは、もうすぐ子供会が凧場に到着するという事。
実は私、長年揚げつけをやってきてるのですが、五日の子供凧揚げの時だけはどうにも分が悪いのです。ここ何年かは小雨交じりだったり、風が弱かったり。やっとの事で八帖クラスを揚げても、子供の到着を待っている間に巻き添えを喰らって落下しちゃったり。なにをやってもどうにもうまく行かない。心の中で、「もう失敗は出来ない、五日に限らず、チャンスがあったら子供らに糸を持たせてやりたい」と思っていたのでした。
今年も事前の予想では五日は弱風、またしても苦戦が予想されていました。
「よしっ、子供らに糸を持たせよう」
引率の子供会会長と携帯で連絡を取り合い、また子供たちのガード役の先輩青襷と連携し、子供たちには陣屋に向かわずにそのまま場内に入ってもらうことにしました。揚げている場所は会場中央で絶好のポジション、凧の前後左右も敵は無し、役員みんなで子供たちをガードし、なんとか糸を持たせることが出来ました。
結果的に五日もうまく子供凧揚げが出来ましたが、四日で貯金を作っておいたので精神的には相当楽でした。
個人的な意見ですが、子供凧揚げは150町ぐらいが同時間に揚げるので、上空は凧だらけ、地上は人だらけでとても危険だと思っています。こういうオプションも加えながら運営上で対応していくしかないのが現状です。