浜松まつり 大切なもの
浜松まつりがどのように変化していったかはこれから述べていきますが、忙しくて途中でフェードアウトしてしまうと「この人はいったい何が言いたかったんだろう」と思われると思いますので、先に言いたい事を書いておきますね。
前回の記事で「このおまつりの数ある性質のうちのひとつ」と書きましたが、浜松まつりにとって欠かせない構成要素を私はこんな風に考えています。
・町内のまつり、町民主催の町内の伝統行事であるということ
・町と町の競い合いのまつりであるということ
・初節句のお祝いのまつりであるということ
・凧のまつりてあるということ
これらを伝統的にずっとやってきたわけです。
何かひとつが原点という事でなく、このれらすべてを伝統的にやる事が原点だと思っています。
添付の写真は1976年に公開された青池憲司監督の『合戦』という映画のオープニング映像です。
『浜松の凧揚げまつりは長子誕生を祝って五月の節句に行われます。お祝いの凧を作り町内のおとなやこどもたちが空高く揚げ、町と町で凧を切り合い、男の心意気を競うのです』
大切な4要素がこの文章にも凝縮されています。
歴史がどう、原点回帰がどう、ではなくて、伝統的にやってきた事を、これからも出来るだけそのままの形で続けていきたい、変わらない=変えないのがまつりっちゅうもんだと思うのです。
その意味で、やってきた事を確認する事が大切です。今ならまだ出来ます。これからもこういった視点でできるだけ記事を書けたらと思います。