メイキングオブ屋台展

NAVA@八まん連

2009年03月02日 22:40

昨日の松江町屋台展には多くの方に来場いただいたようです。お休みのところお疲れ様でございます。自治会長さんはじめ町の方に喜んでいただいたようですので何よりといった所です。
静岡、中日の両新聞にも紹介され、浜松ではじめての屋台60周年記念開催という事を思うと、貴重な体験をさせてもらったとあらためて思います。その備忘も兼ねてメイキングオブ屋台展を書き留めます。

主催者の松江町N氏からこの話をはじめて聞いたのは08年の12月21日の会合のとき。自町以外の行事にどれだけ関わるべきなのかという疑問もありましたが、浜松凧揚祭研究会(注1)の「凧揚祭を再認識するという趣旨に沿った外向きの発信活動の一環」という趣旨に賛同し活動を開始しました。
しかしいかんせん準備期間が二ヶ月ほどしかなく、しかも各町とも五月の準備が始動していく中でどこまで出来るのだろうという不安はありました。

とくに議論したのが正面蟇股「牡丹に獅子」の展示。その上下左右の構成をなす三つ斗組と虹梁とセットで展示したいというのです。狙いは分かるけど虹梁も斗組もバラバラになっており、それを支える構造も無い中でいかに自立させるか、しかも蟇股彫刻はえらい重量でなにかあって転倒でもしたら大変だし、どうやって自立させるかをみんなで議論しました。

最終的には研究会メンバーY氏が斗組を支える部材の寸法を慎重に測り、準備する事に。あわせて虹梁の高さ11.5mmに合うように3mm厚のボードをY氏と切削の鬼S氏で当日作成していきました。

出来た!!驚くほど寸法ぴったり。組みあがった彫刻を目の前に準備メンバー一同で驚嘆の声をあげる。あとは転倒しないように慎重に固定。再現された姿を見てちょっと感動。






朝10時から夜8時までかかった準備のあと、この彫刻の前でみんなで記念撮影しました。

(注1)30代以下の若手を中心に浜松凧揚祭を歴史的側面・文化的側面から検証し、再認識・課題形成していく会。

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