祭りの良さ
今週はじめの中日新聞夕刊で、浜松まつりは浜松餃子に比べて東京などで知名度が低い、という記事が載っていたらしい。地域のために町としてやっている祭りなんだから、東京の人が知っていようがいまいがとんじゃかないし、「主催・協賛中日新聞、○○まつり」の認知度を気にすればいいんであって、そういうイベントとは根っこの部分が違う事を理解したうえで記事にしてもらいたいと感じました。
一方朝日新聞には日本を元気にするヒントとして、浜松まつりが地域の密接な繋がりを生み、防犯や青少年の健全な育成にもつながるとして紹介されていたらしいです。
私は両新聞とも普段は好んで読みませんが、後者の記事には共感します。
今年は組長として初練り中も常に全体の状況を把握する立場でしたが、参加した町民や八幡町を愛するみなさんがほんとうに笑顔でコミュニケーションしている姿がとても印象に残りました。
中には二年ぶりに話しをしたという方々もおられたでしょう。同じ町に住んでいても普段はなかなか顔を合わさないけど、こういう時に親睦を深め、繋がりを作っていく事はとてもよい事だと思うし、これが安心して住める町づくりにつながっていくんじゃないかな、と思っています。
今年の会所開きの時に私の目指すお祭りとして以下の項目を掲げました。
・初子さんの凧をしっかりと揚げ
・町の威信を掛けた凧合戦には最後まで勝ち残り
・お子さんから大先輩まで一緒になって自慢の屋台を曳き
・夜のお練りは、お施主さんに失礼のないよう華麗に練る
わがままばかりの組長でしたが、役員はじめ町民のみなさん八幡町を愛する皆さんの御尽力と御協力により、自分のやりたい祭りを形に出来た事に心から感謝しております。
そして6日の襷脱ぎでは、今年の締めくくりと来年に向けて、以下のように挨拶させていただきました。
『準備期間・本番三日間、本当にお疲れ様でした。
このお祭りを通じて、町民みんなの心がよりひとつになる事が出来たのではないかと感じています。
お祭り以外でも、今後防災訓練や運動会、もちつきなど諸行事がありますが、ぜひみんなで盛り上げていただき、一致団結して来年のお祭りに臨みたいと思います。ご協力お願いします。ありがとうございました』
みんなの心がひとつになり、団結してパワーを生んでいくのがこの祭りの究極の良さだと思っています。
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