変化点の既成事実化
土曜日は凧研が終わった後でアツイ仲間と飲みました。
その中で今年我が町で復活させた「屋台の綱の中で練る」事について、「俺らの町じゃそんなの毎年やってるよ、何をいまさら言ってるの」とのご指摘が。
えっ!?
松菱前の練りにしてもなんにしてもすぐに「こんなとこで止まっちゃいかん」って阻止されてるじゃん。うちらだけマジメに従ってたってわけ??
怒ったように書いていますが、どちらかというと、「あぁこれもそうかぁ」という印象を持ちました。すぐに頭に思い浮かんだのは、屋台の提灯の町名表記問題です。
かつては町名の他に組名や連の名前などを提灯に入れていて、味わい深いものでした。それが1990年前後だったと思いますが、「外から来た人がどこの町の屋台か分らない」「組名でなく、町の名前を提灯に入れるように」という本部からのお達しが出たのです。
各町ごとオリジナリティある提灯文字だったのが、この時から画一的な町名表記に変わったのです。わが町に至っては、もともと大提灯を付けない前提で設計された屋台なのに、その意匠に反して強制的に付けさせられたのです。
何年かこれが続いたのですが、本部役員にいつまで続けるのか確認したところ、「そんなルールは決めていない」との返事。我が町ではすぐに大提灯を外すようにしましたし、他の町でも昔ながらの提灯に戻す町もあったりしますが、未だにかたくなにお達しに従っている町もある事でしょう。22年も曳き綱の中での練りを止めていたように。
同じように、いつの間にか既成事実化されて、さも決定事項のようになっているものってないでしょうか?
陣屋の問題もいつの間にか立ち退きを強要され、元に戻れると思ったら何年かに一回とか、理不尽な話しが既成事実のようになりつつあります。今年の開会式の時間の問題も、子供凧揚げが2時間になった話も、このまま既成事実になっていくのでしょうか。せっかくの組織改革ですので、みんなで議論して決めていくのがベターだと思います
<昔の風景>
http://hachimanren.ws.dk-style.jp/shasin/mukashi/zzz_mukashiindex.htm
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