2009年03月27日
合戦技術
昨日は浜松まつりの語り部として知られる山田有一さんの講演を聴いてきた。
開口一番「今の人たちは本当の合戦を知らない、本当の合戦を先輩から教えてもらっていない」と大きな声で怒鳴られた(笑)ここ最近、糸が切れて凧が舞っていくシーンもめっきり見なくなり、観光客向けに解説をしたくても切れる所を解説できないとの事。
・とにかく前へ出過ぎ。ワイヤーの所で糸が折れて、そこが抵抗になっているからガラも出て行かない。
・合戦に加わっている町が多過ぎるから過剰摩擦でガラが出ない。だから引くしかない。
・すると凧は松林に近づいてきて揚げ糸を巻き込みながら落ちるから余計に糸の出し入れが出来なくなる。
・これじゃあ切れる訳がない。こういう時は青ダスキ達が協力して絡み目を持ってカミにあがり、せーの!で仕切り直し。
何年か前までは我が町もこういうシーンあったなぁ。確かビデオにも残っていたはず。風上に居て少ない町内での合戦も結構やってた記憶がある。卸ともやったし萩岡ともやった。最近では八幡vs東田町vs松城戦か。風上でもやったけど、最前線へ突っ込んでの合戦ももちろんやってた。両方やってたんだよね。
最近は前の方ばっかりだから今年はじっくりと風上で、糸のこすれる音を聞きながら糸を出し入れする合戦をやりたいですね。あの「せーのっ!」ってヤツもやると気持ちイイかも(^▽^)/。いい風が吹いて、初凧をしっかり揚げて、両方の合戦が出来ればいい。そんな風に願っています。
(動画はyoutubeより)
Posted by NAVA@八まん連 at 00:07│Comments(0)
│凧
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