2017年06月19日
浜松まつり400年以上の歴史はウソ
ちょっとショッキングなタイトルだったでしょうかね。でも残念ながらウソなんです。
ウソというか、「ニセの歴史書を基にした作りばなし」というのが歴史家先生たちの見解です。
添付した資料は、テレビの歴史番組でお馴染みの小和田哲男 静大名誉教授が出された「所見」です。
何を今さらと仰せの方もいるかもしれませんが、ウソも100回言えば真実になるとも言われてしますし、この見解も30年近く前に新聞発表されているにも関わらず、未だにウソ歴史を前面に押し出している風潮も感じましたので、敢えて今回記事にしました。
最近の浜松まつり公式パンフレットには(一説によると)という注釈が入るようになりましたが、一般的にはその注釈は吹っ飛んでしまうんですよね。インターネットで検索すれば「浜松まつりは400年の歴史」「城主の長男の名前の入った凧を揚げた」と色んなHPで出てくるし、あろうことか浜松まつり会館の公式HPにはデカデカと450年の歴史と書いてあって、既にウソも100回言えば・・・状態になりつつある感じです。ウソの歴史を観光客集めに利用しているとしたら、ちょっと由々しき事態ですね。
このままウソが拡散され続ければ、誰も「あれはウソ」とは言い出せなくなってしまうような気もします。
いいじゃん、もうそれで通ってるんだから、ってご意見もあるかと思いますが、なんか気持ち悪いんです。若い頃はそんなこと言ってなかったから。
記憶の中にある凧揚げ祭の姿とあまりにもかけ離れていて、この起源が原点などと言われると強烈に違和感を感じるんです。
かつての凧の姿とはさま変わりしてしまった感をみなさんお持ちでしょうが、このニセ起源の蔓延もその一要因じゃないかと思っています。
こんな美化したような話しに頼らなくても伝統町の皆さんがよくおっしゃるように、「いつからやってるかハッキリしないが、ずっと昔からやっている」で胸張って言えばいいんじゃないかと思います。
資料出典;小楠和正(2006) 『浜松の凧揚げ起源についての研究』浜松市立中央図書館.



Posted by NAVA@八まん連 at 21:04│Comments(0)
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