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2017年07月26日

その①凧のまつりであるという事

その①凧のまつりであるという事

前回までの記事で
 ・400何年の歴史はウソであること
 ・近年になって「原点は初子を祝うまつりだ」という人が多くなったが、他にも欠かせない要素がある
点について言及しました。

今回はその「私が考える浜松まつりの性格~四つの構成要素~」のひとつ、『凧のまつりであるという事』についての記事です。

その①凧のまつりであるという事


初凧。
やはり新品の凧は映えますね。細心の注意を払って取扱い、気合を入れて揚げ付けます。
そうそう、間違っても『初子凧』などと言ってはいけません。マスコミの皆さんもくれぐれも変な言葉を拡散しないように注意してください。


その①凧のまつりであるという事

凧印だけの凧は「町内凧」、町によっては「組凧」と呼んだりします。最近はあまり聞かなくなりましたが、喧嘩凧とも呼びますね。要は糸切り合戦を目的として揚げる凧。
初凧はお施主さんからの預かりものなので、お施主さんの許可がなければ揚げません。その初凧を無事に揚げ終えれば「次は喧嘩凧で行かまい」と、自然にそう流れていきます。



その①凧のまつりであるという事

凧揚げは糸先だけではなく、糸枠、先回り、運搬、修繕、陣屋係りなど、たくさんの人手を必要とします。そしてその人たちが朝の8時過ぎに出掛けて行き、凧揚げ→糸切合戦→回収→凧揚げ→糸切合戦→回収→凧揚げ→糸切合戦→回収と終了の時間になるまでこれを繰り返すのです。
自分でやっていて言うのも変ですが、ほんとに馬鹿みたいに繰り返すのです。ヘトヘトになったとしても。だってこれが俺たちのまつり、凧のまつりだから


参考動画です。参加町が増えて凧場が狭くなってしまったため、こういう光景は今では見られなくなってしまいましたが、昔は凧を持って凧場のあちこちを走りました。子どもも凧を運んだり、テギを引いたり、立派な戦力でした。(10分過ぎから)







Posted by NAVA@八まん連 at 23:00│Comments(0)
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